クァルテット・アルモニコ

Quartetto Armonico

クァルテット・アルモニコ/Quartetto Armonico
(c) M. Ozaki

1995年に東京藝術大学の学生によって結成され、2000年弦楽四重奏専攻として大学院を修了、その後2000年〜2004年にかけてウィーン国立音楽大学で研鑽を積む。澤和樹、菅沼準二、河野文昭、岡山潔、ヨハネス・マイスル(アルティス弦楽四重奏団)の各氏に師事。第4回シューベルト国際コンクールにおいて優勝、併せて20世紀音楽最優秀演奏賞受賞をはじめ、第8回ロンドン国際弦楽四重奏コンクール第2位、第2回ハイドン国際室内楽コンクール最高位など数々の国際コンクールにて高い評価を得ている。また、松尾学術振興財団、伊藤謝恩育英財団、文化庁より、音楽助成、奨学金を授与されている。
これまでに、東京オペラシティ「B→Cシリーズ」、トッパンホール「エスポワールシリーズ」第1弾などに出演。2005年6月にはドイツ、オーストリア公演を行い、大成功を収めた。また、エクサンプロヴァンス音楽祭(フランス)、ハイドンフェスティヴァル(オーストリア)に出演、その後もイギリス、ドイツなどヨーロッパ諸国や日本で活発な演奏活動を行なっている。

2006年からは、ハンガリーで研鑽を積んだチェリスト、富田牧子がメンバーに加わり、ますます幅広い音楽を目指して活動、2007年3月には新メンバーでウィーン、ハンガリーを訪れ、新しいクァルテット・アルモニコの音作りをさらに充実させた。同年11月よりトッパンホールでの定期演奏会をスタートさせ、各方面から好評を博している。

2009年11月に行なった京都公演に対し、第19回青山音楽賞(バロックザール賞)を受賞。また、2010年8月には、草津国際音楽祭〈西村朗「クラリネット五重奏曲:第1のバルド」〉世界初演に際し、カール・ライスター氏と共演、絶賛された。

また、東京藝術大学とウィーン国立音楽大学による共同プロジェクトである、ハイドンの弦楽四重奏曲全曲録音にも参加している。

 その後一時活動を休止していたが2016年にはあらたにチェロに松本卓以を迎え、新たなる展開を模索している。

 

クァルテット・アルモニコ  ホームページ 

2010年8月現在

◆ 第19回青山音楽賞授賞式の詳細は こちら でご覧になれます。

(※演奏の一部も聴くことが出来ます)