大勝秀也 <指揮>
Shuya Okatsu, conductor
東京に生まれる。東京音楽大学卒業。1988年ドイツに渡り、ボン市立歌劇場音楽監督のアシスタントとして数多くのオペラを指揮し、その後、1991年ゲルゼンキルヒェン市立歌劇場第一指揮者、1994/95シーズンよりボン市立歌劇場第一指揮者として契約。ドイツを中心にヨーロッパ各地で活躍し、1996年5月/6月ボン歌劇場海外公演を行なった。 オペラ公演以外にも、ボン・ベートーヴェン・ハレ管、北西ドイツ・フィル、ザグレブ・フィル等と協演。また、シュトウットガルト室内オーケストラとCD録音を行ない、1995年3月/4月にはアメリカ、オーストラリアに演奏旅行を行なった。 1996年7月よりマルメ歌劇場音楽監督に就任。1999年5月には同歌劇場管弦楽団とCD「バーンスタイン:ウエストサイド物語/ストラヴィンスキー:火の鳥」をリリースし、スペイン旅行を行なった。
国内では、1998年7月二期会「フィガロの結婚」、1999年6月NHK交響楽団定期演奏会、1999年11月新日本フィルハーモニー交響楽団定期、2000年9月の大阪センチュリ−交響楽団定期、2002年日生劇場「日本人オペラシリーズ3/久保魔耶子:羅生門」公演、関西二期会で「ルチア」「ばらの騎士」「タンホイザー」「ノルマ」などを公演し好評を博している。
また、2006年6月ボリショイ劇場で「トスカ」を指揮し大喝采を浴びた。その後ポーランドでソプラノの森麻季とレコーディングを行った。 2007年5月にもボリショイ劇場で「トスカ」を再演した。
2008年10月、東京藝術大学オペラ定期公演でヴェルディ「ファルスタッフ」を,国立音楽大学大学院オペラでモーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」を指揮し絶賛を浴びた。
2011年12月、金沢と高岡で、2012年1月には東京の新国立劇場で、泉鏡花原作、池辺晋一郎作曲の「高野聖」を初演。翌2012年10月には、大阪でフェラーリ作曲のオペラ「イル・カンピエッロ」を上演し高い評価を受けた。
このほか、群馬交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハ−モニ−交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団等とも協演しており、正統ドイツの薫り豊かな演奏が高く評価されている。
2004年4月より2007年3月まで沖縄県立芸術大学助教授を務め、現在、昭和音楽大学非常勤講師。ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団正指揮者。